〈人間は生き、人間は堕ちる。そのこと以外の中に 人間を救う便利な近道はない〉と綴った「堕落論」 により、戦後の日本人の価値観を変え、また勇気を 与え、圧倒的な支 持を得た坂口安吾。無頼と反逆に 充ちた言葉の多くは、戦後の日本人への新しい指標 を示し、一大センセーショナルを起こした。その魅 力を堪能できる「堕落論」を はじめ、「続堕落論」 「青春論」「恋愛論」のエッセイを四作品収録。
¥294 (税込)