「売れない作家の夫に三行半」
「スナックママの妻に愛想が尽きた」
おしどり夫婦が消えた!?
噂の真相と二人の行方とは
「万事よろしく」と書かれた手紙、妻が町内会のフリーペーパーに綴った自伝、夫が残した未発表原稿の数々から、売れっ子作家・匙小路ルイが友人・谷川夫婦の消息を追い、ついでに、夫婦のことを新作の題材にできないかと思案する。
「私は本当に、谷川くんたちのことを書いても、いいのかな」
そんなルイに異変が起こった。
見えるはずのないもの――自分でボツにしたキャラクター――が見えるようになったのだ……。
はたして、夫婦は無事なのか? ルイの〝怪奇現象〟は解決するのだろうか?
邪気のない噂が邪気混じりの噂を巻き起こしていく。商店街の一角にある風変わりなスナックの急な閉店と、そこの夫婦の蒸発にまつわる噂と真相についての連作短編。
人気作家・寺地はるなが描く「物語ること」の功罪。
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