栃木県宇都宮市
中戸祭1丁目5−4

モノノメ創刊号

いまのインターネットは「速すぎる」。速すぎる情報の消費速度に抗って、 少し立ち止まって、ゆっくりと情報を咀嚼して消化できるインターネットの使い方を考えてみたい。いま必要なのは、もっと「遅い」インターネットだ──。 こうしてはじまった「遅いインターネット」計画。この1年、僕たちは あたらしいウェブマガジンの運営と、タイムラインの潮目に流されない豊かな「発信」のちからを養うワークショップを継続してきました。 そして、2021年。この運動の次のステップとしてあたらしい「紙の」雑誌を創刊します。

雑誌の名前は「モノノメ」にしました。

由来は春の季語の「物の芽」で、いろいろな植物の芽の総称です。そしてそこに「ものの目」という意味も込めました。僕たちはいま、人の目のネットワークの中に閉じ込められているところがあるので、別の目で世界を観てみたい。そんな思いを込めています。

コンセプトは「検索では届かない」。タイムラインの潮目を一切無視した、ほんとうの意味でのインディペンデント・マガジンを目指します。 誰かが設定した問いに大喜利的に応える今日の言論状況とは真逆に、自分たちが問いを立てること、そして「……ではない」ではなく「……である」という言葉で語ることをルールに紙の雑誌を再起動します。SNSで既にシェアされている話題にどう反応するとたくさん座布団がもらえるかばかり考えている人は呼ばない。セールス的に問題がなければ(もしくは十分に広告が取れれば)Amazonには置かない。大手書店チェーンにも(たぶん)置かない。インターネットの直接販売と、このコンセプトを理解してくれる施設でのみ販売します。初版は絞って5000部くらい。基本的には増刷しない。そしてこの5000部をほんとうに届けたい5000人にしっかりと届ける。ただ売って終わりにしない。そのあと読者と一緒に考え続ける。そんな雑誌を新創刊します。うまくいけば、定期刊行にしたいと考えています(4ヶ月~半年に1回の頻度を考えています)。

¥3,200 (税込)

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