栃木県宇都宮市
中戸祭1丁目5−4

台所で考えた

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夫を亡くし、63歳で主婦から作家に
大ベストセラー/芥川賞受賞作『おらおらでひとりいぐも』著者の初エッセイ集

身近な人の死、孤独と自由、新しい老い、自分を知る楽しさ、家族の形、ひとりで生きること、みんなで生きること――書いて考えて辿りついた、台所目線の哲学

その頃の私は相変わらず家庭の幸福に酔うてもいたが、そうでもない自分も知っていた。
つまらない、飽き足らない、心の奥で私はそう思っていたはずで、それをはっきりと言葉にすることを恐れてもいた。言葉にしたとたんそれが顕在化する。

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