1975年、カンボジア。
共産主義(コムニスムス)と資本主義(カピタリスムス)。
二人はまだお互いを知らない。 1975年3月ーー。14歳で単身インドシナに飛んだ自称・戦場カメラマン「ヒカル」は、共産主義革命勢力「クメール・ルージュ」が蠢くカンボジアで、最強の二歳児「プティ」の父親(ちゃん)になった。ベトナム戦争終結後のカンボジア、ポル・ポト政権時代を背景に描く新たなる大長編。
共産主義(ルビ:コムニスムス)は、所有を解体する滅びの思想か? 自由と革命の哲学か?
¥3,080 (税込)